新卒フリーランスの生存戦略

就活で全社にお祈りされて彼女にもお祈りされた難病患者がフリーランスエンジニアになって人類の幸せをお祈りする話

テレビを一切見なかった私が全自動DIGAを買った話

先日、全自動DIGAを買った。こいつである。

6チャンネルを24日間に遡って自動的に録画・削除してくれる。

私は幼少期からテレビを見れない家庭で育っていた。 厳密には18時以降は父親がテレビのチャンネル権を持っていたため、 バラエティ番組などを見る機会は非常に少なかった。

子供の頃は芸能系の話題に全くついていけず割と苦労した。 大学生になる頃にはYoutubeNETFLIXの台頭で 同世代もあまりテレビを見なくなっており、 かく言う私もその一人だったので困ることはなかった。

しかしながら、大学を卒業してフリーランスのエンジニアとして活動するようになって、 部屋に籠もっていることが増えた。

様々な制約の影響で外に出るのも辛いし、 同時に人に合う機会が減って笑ってられる時間が減った。

プログラミング以外の趣味もないので仕事が終わった途端、何もやることのない自分に虚無を感じる。

NETFLIXYoutubeを見て気を紛らわせていたが、 これらは自分で動画を選ぶまで何もはじまらない。

視聴を開始する前に「何かを見たい」というモチベーションが必要である。

そのため、仕事が終わって、見たい動画を考えるまでに思考が負のスパイラルに陥る。

何も考えなくてもリアルタイムでエンターテイメントを提供してくれるもの、 つまりはテレビが必要である。

そこでテレビチューナーを買うことにした。 上記の製品である。

全自動DIGAを買って人生で初めてゴールデンタイムのテレビをきちんと見た。 「マツコの知らない世界」とか「サンマ御殿」みたいな 生きていれば自然と耳に入ってきたようなタイトルだ。

Youtubeのインスタントなおもしろ動画と違い、 尺の長いバラエティ番組は注意を過度に奪わない。

番組のテンションに波があって、十分に作業しながら見ていられる。 選択する必要もなく、テレビを点ければ何かがやっている。

私の脳のリソースが不安や虚無感に専有される前に注意を適度に奪ってくれる。 自動的に一般的な人と会話で使えそうな共通認識を頭に刷り込んでくれる。

メンタルを維持する装置としてなかなか良い。

何より素晴らしいのはDIGAのUXである。

私みたいなめんどくさがりは、まず、録画なんて主体的にしようと思わないし、 時間にルーズな私は確実に開始時間に遅れる。

しかしDIGAなら適当にテレビをつけてチャンネルを回して、 面白そうな番組を見つけたら、その場でその番組をはじめから見れる。

6チャンネル同時に録画されているので、 何も考えずにゴールデンタイムの番組をハシゴできる。

過去の番組表を開いて、気になる番組を選択するだけで見始められる。

3万円くらいのTVチューナーか6万円の全自動DIGAか悩んだが、 たぶんテレビにできるだけ時間を使いたくない私にとって全自動DIGAは全然ペイした。

強いて言うならCMを飛ばす機能が欲しい。

だって届いた初日からこんなCMが流れるんだもの。

www.youtube.com

チューナー買わなくてもリアルタイムでテレビ見れるようになるんかい!!